はじめに~観田創建の家づくりの根底にあるもの~
私たち観田創建の家づくりの根底にあるもの。それは、親御さんなら誰もが抱く「お子さんに幸せになってほしい」という切実な願いです 。 家は単なる「箱」ではありません。お子さんが生まれ、育ち、巣立つまでの人生の基盤となる場所です 。だからこそ私たちは、単に雨風をしのぐだけでなく、健やかな心と体を育む「ゆりかご」のような家づくりを目指しています 。

観田創建が考える「お子さんの幸せ」
私たちはお子さんの幸せを支える柱として、「健康」と「感受性」の二つを大切にしています。

【健康:守りの性能】
お子様の体を化学物質のリスクから守るため、床は無垢材、壁は漆喰の「自然素材」にこだわります。 呼吸する素材が湿気を調整し、カビやダニを抑制。深呼吸したくなる清浄な空気環境をつくることこそが、健やかな成長を支える一番の「守り」です。
【感受性:育みの設計】
そして、もう一つ大切にしているのが「感受性」です。
学校の教科書では教えてくれないけれど、大人になってから一番大切になる力。 例えば、相手の気持ちを察する優しさ、困難な課題を解決する柔軟な発想、美しい姿勢や所作、心に響く話し方。これらはすべて、豊かな感受性という土壌から育ちます。
私たちは、感受性を「五感」を通じて育みます。
窓から差し込む光の移ろい、雨音のリズム、無垢の床の温もり、家族の笑い声の反響、そして季節ごとの風の匂い。そうした目に見えない感覚を五感で受け止める経験こそが、子供たちの心のひだを深く、繊細にしていくのです。

しかし現代の高性能住宅は、ともすると「過保護」になりがちです。 「寒くないように」「汚れないように」と、外部の刺激をすべて遮断してしまうと、子供たちが本来持っている「感じる力」の芽を摘んでしまうことにもなりかねません。
観田創建が目指すのは、安心・安全という強固な守りの中で、子供たちがのびのびと五感を使い、感性を研ぎ澄ませることができる家。 性能という「土台」の上で、感性という「種」を育てる。 それが、お子さんの将来の可能性を広げる家づくりだと信じています。
具体的事例のご紹介
では、具体的にお子さんの感受性をどうやって育むのか。 私たちは「環境工学」の視点を取り入れ、五感(視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚)に働きかける設計を行っています 。
1. 【視覚】自然光と陰影が描く、美しい時間
朝日が入るキッチン
私たちは、キッチン・ダイニングを東側に配置することをおすすめしています。朝、暖房や電気をつけなくても、青い空と明るい朝日が差し込む場所で朝食をとる。その「光」がお子さんの体内時計を整え、一日の活力を生み出します 。
北側の子供部屋
意外かもしれませんが、子供部屋には北側が適していると考えています。直射日光がガンガン入る南側よりも、北側の安定した優しい光の方が、脳が落ち着き、勉強や読書に集中できるからです(昔の文豪の書斎が北側にあったように) 。
陰影の美しさ
深い軒や障子越しに広がる淡い光、木漏れ日。光と影のコントラスト(対比)があることで、子供たちは時間の経過や、物事の奥行きを感じ取れるようになります 。

2.【聴覚】木が奏でる、やわらかい音
自然素材の吸音効果
私たちが使う無垢材や漆喰は、コンサートホールで木が使われるのと同じように、音を適度に吸収し、やわらかく響かせる性質を持っています。お母さんが絵本を読み聞かせる声が、より温かく、深く心に沁み渡るようになります。
静寂(シーン)という音
本当に環境に適合した住まいは、「シーン」という音が聞こえるほどの静けさがあります。この静寂が、お子さんの情緒を安定させ、人の話にじっくりと耳を傾ける「聴く力」を育みます 。

3. 【触覚】本物に触れる、毎日の肌触り
子供たちは、触れることで世界を学びます。ハイハイをする赤ちゃんの手、素足で駆け回る足の裏。その肌に触れる素材は、何よりも重要です 。
無垢材・土・畳
ツルツルしたプラスチックのような素材ばかりではなく、無垢の木の温もり、畳の感触、塗り壁の質感。多様な「本物」の手触りに毎日触れ続けることで、皮膚感覚が研ぎ澄まされます 。
親子の距離感(ディスタンス)
触覚とは、単に物に触れるだけでなく「人との触れ合い」でもあります。肌と肌が触れ合うスキンシップはもちろん、触れていなくても家族の気配を感じられる距離感。家の中で安心して甘えられる場所があるからこそ、子供たちは外の世界へ冒険に出ることができるのです 。

4. 【嗅覚】記憶に刻まれる、家の匂い
木の香り
観田創建の家に入ると、深呼吸したくなるような木の香りに包まれます。木材が発するフィトンチッドの香りは、お子さんの精神を安定させる効果があり、また、ドイツ漆喰は強アルカリの性質からにおいや化学物質などを分解して、空気を浄化してくれます。
朝の清浄な空気
調湿効果のある漆喰などの素材は、生活臭(焼肉の匂いなど)を翌日に残しません。毎朝、澄んだ空気を胸いっぱいに吸い込むことで、健やかな身体が育まれます 。
5.【味覚】家族と食の距離
「味覚」を育てるのは、料理の味だけではありません。「誰と、どんな空間で食べるか」が重要です 。
食卓の風景
朝日が差し込むダイニングで、家族揃って笑顔で食卓を囲む。お父さんやお母さんが食事を楽しむ姿、会話をする姿(あるいは静かに過ごす姿)そのものを、子供たちは「風景」として記憶し、学んでいきます。
それが心の栄養となり、豊かな人間性を育てます 。

「余白」が育む想像力:段差、軒、縁側
そしてもう一つ、私たちが大切にしているのが「余白」の設計です 。 一見無駄に見えるような場所こそが、子供たちの最高の遊び場になります。

あえて設ける「段差」
バリアフリーが良しとされる時代ですが、健康な子供たちにとっては、家の中のちょっとした段差が脳への良い刺激になります。段差を認識し、体をコントロールする能力が自然と養われるからです 。
縁側・窓辺
内と外をつなぐ縁側や窓辺は、自然の恩恵(光や風)を取り入れつつ、脅威(雨や激しい暑さ)からは守ってくれる場所です。雨音を聞いたり、日向ぼっこをしたり。自然の変化を安全な場所から感じることで、子供たちの世界は広がります 。

四季と共に育つ家
観田創建が提供するのは、「四季を感じる家づくり」です 。 環境工学では、季節の変化を感じることが脳と自律神経を整えると言われています 。
暑い夏は風通しの良い場所で涼み、寒い冬は温かいリビングに集まる。 家の中で季節ごとに居場所が変わるような暮らしは、子供たちに「変化に対応する力」と「家族との一体感」を与えてくれます 。
お子さんの感受性は、言葉で教えるものではなく、毎日の暮らしという「環境」の中で育つものです 。 親御さんが家を大切にし、季節を楽しみ、くつろぐ姿。その背中を見て、子供たちは育っていきます 。
家づくりの事、ご相談ください
「高性能」であることは当たり前。その上で、お子さんの「心」まで育む家づくりを一緒に考えませんか? 10年後、20年後のご家族の姿を想像しながら、最適なプランをご提案します。