観田創建の耐震性能

100年先も家族を守る「強さ」の正体

日本に住む私たちにとって、「地震」は避けては通れない不安要素です。 だからこそ、家づくりにおいて「耐震性」は最も関心の高いテーマの一つでしょう。

しかし、パンフレットに書かれた「等級」という数字だけで、本当に家族の安全は守れるのでしょうか? 私たち観田創建は、単なる数字上のスペックだけでなく、50年、100年という長い時間軸での「本当の安心」を見据えた耐震性能をご提案しています。

 

耐震性能とは?そもそも「等級」って何?

まず、よく耳にする「耐震等級」について、基本を整理しておきましょう。 耐震等級とは、「国が定めた、地震に対する建物の強さのランク」のことです。 大きく分けて3つの段階があります。

  • 耐震等級1(基準) 建築基準法で定められた最低限の強さです。「震度6強から7程度の地震に、一度耐えられる(倒壊しない)」レベルとされています。
  • 耐震等級2 等級1の 1.25倍 の強さです。学校や避難所などの公共施設に求められるレベルです。
  • 耐震等級3 等級1の 1.5倍 の強さです。警察署や消防署など、防災の拠点となる建物に求められる最高ランクです。

 

耐今のトレンドとこれからの流れ

近年、大きな地震が頻発していることから、「等級3(最高等級)」を求める方が増えています。これから家を建てるなら、等級1(最低基準)で満足するのではなく、より高い安全性を目指すのが当たり前の時代になってきています。

しかし、ここで一つ、大切な問いを投げかけさせてください。 新築の時に等級3なら、その強さは一生続くのでしょうか?」

 

観田創建が考える、本当の「耐震性能」

私たちの答えは「NO」。

そこにはリスクすらあると考えています。

一般的な耐震等級は、あくまで「家が建った瞬間」の性能評価です。 しかし、ご家族がそこで暮らすのは、20年、30年、あるいは50年、100年という長い年月です。

残念ながら、日本の多くの住宅では、新築時は「等級3」で頑丈でも、湿気や結露で構造材が腐ったり、シロアリ被害にあったりして、20年後には「等級1」すら下回ってしまう…というケースが決して少なくありません。

これでは、何のための耐震等級だったのか、本末転倒になってしまいます。

 

構造計算では測れない「木の強さ」

世界最古の木造建築である法隆寺は、1300年以上も建ち続けています。もちろん、現代のような構造計算式があったわけではありません。それでも地震に耐え抜いてきたのは、素材の選び方や組み方に、計算式では表せない「本質的な強さ」があったからです。

 

「数値上の強さ」と「長持ちする強さ」のバランス

観田創建が目指すのは、法隆寺のように「50年、100年経っても強い家」です。

実は、耐震等級3を取得すること自体は難しくありません。

しかし、数値上の「3」を優先するあまり、湿気に弱く劣化しやすい面材や金物を多用しなければならないとしたら…。 長く住む視点では、それはおすすめできません。

仮に50年、100年という時を経て、強度が1.4倍、1.3倍とわずかに下がったとしても、それでもなおご家族の命を確実に守れる。

そんな「粘り強い安心」を提供することこそが、私たちの使命です。

そのため現在は、あえて等級3という数値のみに固執せず、長持ちする素材と構造で強さを確保する設計をおすすめしています。

 

北陸の気候と風土に合わせた、木造住宅の耐震ポイント

では、具体的にどうやって「長持ちする強さ」を実現しているのか。 そこには、ここ北陸・石川県で家を建てるプロとしての、譲れないこだわりがあります。

 

1.素材選び:湿気に強い「本物の木」を使う

地震で家が弱くなる一番の原因は、木が腐ることです。 特に北陸は湿気が多い地域。太平洋側では問題ない木材でも、こちらでは腐敗が進んでしまうことがあります。

だからこそ、家の土台となる重要な部分には、シロアリや腐食に圧倒的に強い、樹齢300年から500年の天然木(米ヒバなど)を厳選して使用しています。

湿気に強い素材を適材適所で使うこと。これが、地震に耐え続けるための第一歩です。

 

2.金沢特有の「地盤」と「床の強さ」

金沢やその周辺は、粘土質の地盤が多いことをご存知でしょうか? 粘土質の地盤は、20年、30年という長い時間をかけて、ゆっくりと沈下していく傾向があります(圧密沈下といいます)。 家が傾けば、当然、耐震性能はガタガタに落ちてしまいます。

そこで観田創建がこだわっているのが、**「床を水平に保つ強さ(水平構面)」**です。 1階の床、2階の床を、通常の 約2倍の強度 で強固に固めて作ります。

こうすることで、万が一下の地盤が動いても、家自体が歪むのを防ぎ、地震の力を家全体に均等に逃がすことができるのです。 「床が強い」ことは、住まいの寿命と耐震性を飛躍的に高めます。

 

【実例】災害の現場で証明された「実績」

私たちの考え方が間違っていないことは、過去の災害現場でも証明されています。

18年前に建てさせていただいた、あるお住まいの話です。 場所は、今回の地震でも大きな被害を受けた輪島市。

しかも、非常に地盤の悪いエリアでした。 そのお宅は、当時の設計で「耐震等級2(基準法の1.25倍)」で建てられたものでした。

震災後、私たちが駆けつけると、周囲の住宅の多くが倒壊したり、大きく傾いたりしていました。 しかし、観田創建が建てたその家だけは、凛としてその場に残っていたのです。

中の壁紙に少しひび割れが入った程度で、構造的な被害はほとんどありませんでした。

 「周りがみんな潰れてしまったのに、うちだけが無事だった」 お施主様からのその言葉は、私たちにとっても、自社の家づくりへの確信を深める出来事でした。

「等級2」の設計であっても、素材を吟味し、施工を徹底し、経年劣化しない家づくりをしていれば、巨大地震から家族を守り抜くことができるのです。

 


 

観田創建が、あなたに約束すること

「耐震等級3」というラベルは、もちろん大切です。 しかし、それ以上に大切なのは、その強さが「いつまで続くか」です。

私たちは、書類上の数字合わせはしません。 北陸の気候を知り尽くし、厳選された自然素材を使い、見えない構造や床の強さに徹底的にこだわる。

すべては、50年後、100年後の地震からも、あなたとご家族の「ありのままの暮らし」を守り抜くため。 観田創建は、本当の意味で「強い家」をつくり続けています。

 

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