「未来へつなぐ金澤町屋」講座に行ってきました.

設計チームの幸野です.

昨日、石川県ハウジングスクールの「未来へつなぐ金澤町屋」講座に参加してきました.

金沢には歴史や文化を今に伝える町屋建築が多数存在しています.今日はこれらの「金澤町屋」を保全・活用する取組みの講座です.

最初は金沢市役所・歴史都市推進課の定司さん.
金沢市では所有する町屋を手放したい人、町屋を購入したい人の橋渡しをする取組みを続けています.また保存活用のための補助金制度も全国有数の充実度です.
町屋を後世に残したい人と行政が一体になって「金澤らしさ」を守ろうと活動してくれているんですね.

 

続いてバスに乗って保存例の見学です.一軒目は横安江町.江戸時代から何度もの大火をギリギリくぐりぬけてきた貴重な町屋をシェアスペースとして活用しています.説明は林建築設計工房の林さん.

 

このお家、昔からのいろいろな工夫を残しています.

その一つがこれ.蔀戸です.戸締りするときは上の方から板戸を下ろしてきます.

数世代前、金貸しをしていた頃の名残でこんな貴重なものを今も見ることができます.

 

 

この障子は一部取り外しが出来て風を通すことができます.夏 暑い金沢ならではの工夫ですね.

 

 

 

 

 

 

 

住宅内に蔵が組み込まれた家も珍しいのですが入口は4重になっていてその時その時に合った扉で仕切ることができます.

 

 

 

 


 

 

なんか今そのまま住んでも楽しそうです!

 


 

 

2軒目は笠市町まで歩いて移動です.

 

 


かなり大規模な町屋をカフェ、レストラン、花屋さん、1組貸切のゲストハウスでシェアしています.

1軒の町屋をたくさんの人でシェアする方法もあるんですね!

設計は橋本建築造園設計の橋本さん.

このレストランはダイナミックな木組の吹抜をそのまま見せています.入った瞬間、おおっ!という感じです.

 

 

 

 

 

 

 

カフェがまた素敵なんです.もう、そのまま居座ってしまいそうです(笑).

 

一度外に出てゲストハウスへ.さりげない入口から中に入ると…

 

 

 

素晴らしいです! 中庭が効いています.使える意匠を残しながらもモダンなテイストを加えています.

 

 

 

 

 

趣のある外観の中に想像もできないような空間を隠し持っていました(笑).

     ―金沢って素敵な街です―

観田創建も町屋の改修を手掛けた実績があるんです.

(入口右上に小さく「金澤町屋」のプレートが貼ってあります).

地域の財産を次世代に伝える取組みに私たちも微力ながら力になれる様に日々努力して参りたいと思います.